ギタリストで局所性ジストニアになったら最初に読むブログ

ギンしゃん
局所性ジストニアってギタリストやピアニスト、
ドラマーなどの音楽家にも起こるって本当?
 
キリじろう
その通り!スポーツ選手だけでなく、
音楽家や書道家などにも起こると言われてるんだ。
ギンしゃん
なんか特徴とか共通点とかってあるのかな?
 
キリじろう
じゃあ今日はギタリストに起こる
局所性ジストニアについて見てみよう!
音楽家では、ギタリストやピアニスト、ドラマーなどに起こりやすく、スポーツでは、長距離陸上やアイススケート、自転車競技などに起こる局所性ジストニア。別名周期性ジストニアやフォーカルジストニアなどと呼ばれています。
その中でも今回は、ギタリストに特化してその特徴改善者がどれだけいるかなどをまとめてみました。

局所性ジストニアを公表している著名人(ギタリスト)

田中義人さん

局所性ジストニアと診断されて手術を決めたところからその後のことまで書いているのでとても参考になります。
一番印象に残っている一文を引用させていただきますね。
 
少しでも
僕のこの経験が
苦しんでいる方々の
何かしらの道標に
なったらと思い
今回綴らせて頂きました

 

僕自身沢山の方の
情報に救われたので
出来るだけ詳細を書き記したかった 

僕は手術を勧めない
今後ジストニアに限らず
音楽家を志すものとして
起こりうる可能性がある疾患、
患者数は右肩上がりだと思うし
前途ある若者に対し警鐘を
促す意味も込めて、、
僕がこれからやっていかなきゃいけない事
伝えられる事は沢山あると思うし
それに対して使命感を感じている。
僕は手術を勧めない
この言葉を活かしていく為にも、
手術をせずに改善する方法を模索し続けようと思いました。
手術は本当に最終手段。
あなたも手術を検討している場合は、もう一度考えてみてください。
できることは、全てやってみましたか?
 

IMAJOさん(サイキックラバー)

定位脳手術を受けて完治したことをブログで報告されています。
手術時の状況や薬の副作用なども細かく書いています。
手術を検討している方は、参考になるかと思います。
脳→手(動かしなさい)、
手→脳(はい、動かしました)、
というような信号が脳内でループするそうです。
で、この信号を出している神経がやればやるほど(弾けば弾くほど)
太くなっていくそうです。
脳内の話ですが、原理は筋肉を鍛えれば太くなるのと同じだそうです。
そのように太くなってしまった神経は誤信号を出すようになり、
結果、手が自分の意志に反して力んだり、こわばったり、反り返ったりするのだそうです。
繰り返しの運動をすることで、その神経が太くなることが悪さをする。
これがこの局所性ジストニアの大きな原因だと思います。
脳は経験の中でどんどん変化するということ。
ということは、
新たな経験をしていくことで、局所性ジストニアの症状を作っている現在の脳も変えることが可能だと私は考えています。

局所性ジストニアの主な原因

ほとんど繰り返しの運動をしている方に起こるようです。
その為、別名 周期性ジストニアとも呼ばれています。
ギンしゃん
どうして繰り返しの運動をすると、
ジストニアの症状になるの?
 
キリじろう
それは脳が賢いからだよ!
ギンしゃん
えっ?どういうこと?
どういうことかというと、
脳は効率を求める特徴があります。
ずっと同じような動きを繰り返してみます。
例えば、
人差し指でスマホでも、机でも自分の膝でもいいので、
ゆっくり10回タップしてみてください。
次は、
スピードを徐々に速くしてみてください。
もっと速く、もっともっと速く!!
どんどん速くすると、
どんどんいろんな部位に力が入るのがわかるかと思います。
これは、脳が勝手にしていることなんです。
繰り返しの運動が続くことで、
力を緩める時間を減らして、
ずっと力を入れ続けるという戦略をとるんです。
これが、局所性ジストニアの主な原因になっていると思われます。
先ほどの指でタップする動作で考えてみると、
目的がスマホや机や膝をタップすることであって、
スマホなどから指を離すことは無視してますよね?
ここがヒントになります。
次は、どうして勝手に力が入ってしまうのかについて見ていきましょう。

どうして勝手に力が入ってしまうのか?

田中さんやIMAJOさんのブログを読んでもらうとわかりますが、
勝手に力が入ってしまうことが問題になっています。
手首が勝手に曲がったり、
ピックを持つ手の小指が勝手に曲がったりと。
この力が入りやすい部位は人それぞれなんですが、
共通していることは、
普段意識していない部位を、
意識的に半ば強引に動かしていたということ。
この共通点は、ものすごく重要なことなんです。
局所性ジストニアの問題は、
脳の話でしたよね?
じゃあ、その脳がどのように運動を作り出しているかを考えていければ、
問題が見えてきそうですね!

脳はどうやって運動を作り出しているのか?

簡単に説明すると、
頭の中で運動のプログラムを作って、
その通りの動きを再現して、
環境に適応しなかった場合に、
修正して、
運動を作り出して、
また修正して・・・の繰り返し。
 
難しいですね。
 
こんな時は、
にゃん様
私の出番ですね!
脳の役割は、3つ!

 

✅環境から感覚を取り込む

✅その感覚(現在)と記憶(過去)を照らし合わせて、一番効率のいいと思われる動きをプログラムする

✅筋肉に指令を出して、動きを作り出す

これを繰り返しているだけ。

ということは、
これらのどこかに異常が生じている可能性があるということです。

何を改善すればいいのか?

異常がわかれば、対処もわかってきます。
感覚の取り込みに失敗している人もいます。
記憶が間違っている人もいます。
一番適した動きのプログラムを間違っている人もいます。
最後の、
筋肉に指令を出して動きを作り出すことは、
全員できています。
ほら!
やるべきことが見えてきたでしょ?
✅正しい感覚を取り込む

✅記憶を新しいものに変えていく

✅新しい運動のプログラムに書き換える

だんだん整理されてきましたね。

改善するために今できること

正しい感覚を取り込む

正しい感覚があるなら、間違った感覚もあります。
まずはその2つの違いから。

◾️正しい感覚とは?

これは純粋な感覚とも言い換えられます。

純粋な感覚とはどういうことかというと、

感覚器に入ってきたそのままの感覚です。

難しいですよね。

例えば、スマホの重さが何グラムくらいあるか、持っただけでわかりますか?

わからないですよね?

でも、確実にスマホの重さは手にかかっているんです。

その重さを予測することもできますよね?

だいたい150gが平均らしいのですが、

150gという感覚が入っているにも関わらず、どれくらいなのかわからない。

それが感覚の曖昧さなんです。

その曖昧さの根源は、

過去に似たような重さを持った記憶から導き出すからなんです。

過去の記憶ほど曖昧なものはありません。

ここでいう正しい感覚、純粋な感覚とは、

実際に「今」スマホを持つ手にかかっている重さ

ということです。

◾️間違った重さとは?

それに対して、間違った重さはというと、

記憶から取り出してきた感覚

過去の感覚になります。

これを本当の感覚と思っている方がとても多いんです。

この過去の感覚を感じ続けている限り、

本当の今の体を感じることができないので、何をしても変わりません。

過去の自分ではなく、

今ここにいる自分を見つめられるようになりましょう。

それが、正しい感覚を取り込む訓練になります。

記憶を新しいものに変えていく

よく記憶は変えられないと思っている人がいますが、
どんどん新たな情報を入れ続ければ、これから作られていく記憶はどんどん変わっていきます。
過去の体の使い方やクセは変わらないと思っている人もいますが、
今から筋力をつけて体のバランスを変えていくことで、
これからどんどん積み重なる記憶は新しい体として記憶されていきます。
だから、今しているトレーニングの積み重ねを感じ取れるようになりましょう。
それが、新しい記憶を作っていく大切な過程です。

新しい運動のプログラムに書き換える

新しい運動のプログラムに書き換えるというのは、
運動学習をするということ。
これは学習する能力が人それぞれなので、
新たな動きを覚えるのに時間がどれくらいかかるかは、本当に人それぞれです。
九九を覚えるのに時間がかかった人や、逆上がりが何回やってもできない人など、
覚える能力が得意な人や苦手な人もいますよね。
いろんな学習能力が人間にはありますが、
ここで大切なのは、
動き方の学習
見ただけで同じように動ける人もいますが、
何回も練習しなければいけない人もいます。
ここに関係しているのも、
感覚なんです。
感覚ってとても大事ですね。
感覚については、こちらの動画が分かりやすいです。
例えば、
最初に、机に手を乗せて人差し指と中指の指先で交互にトントンしてみてください。
その時の他の親指や薬指小指はずっと机につけておいてください。
交互にするのって難しいですよね。
そこで、
最初にやってもらった、人差し指でトントンしていく動きを単独で出来るだけ速く繰り返します。
その次に、
中指を同じように単独で速くトントンしていきます。
慣れてきたら、
人差し指と中指で交互にトントンしてみてください。
速くできるようになったでしょ?
これが運動学習です。

まとめ

ギタリストで局所性ジストニアになっても、ピアニストで局所性ジストニアになっても、
ランナーで局所性ジストニアになっても、
結局は、やるべきことは、
新たな運動を手に入れるということです。
あなたの脳は、パフォーマンスを最大限まであげようとして、
今のような体の使い方になっているだけです。
その頑張りを少しだけ和らげてあげる。
それだけで、変わってきます。
まずは、自分の体がどうなっていて、どんな感覚が得られているのかを見つめ直してみてください。
そして、力を抜く練習をして、必要な筋トレをしてみていきましょう。
手術を決断するのは、それからでも遅くはないはずです。
 

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