ぬけぬけ病ってどんなの?
痛くないのが一番の特徴です。
痛くもかゆくもないのに、足を思ったように動かすことができなくなるんです。
これだけ聞くだけだと、もう意味が分かりませんよね。
痛くないのに何で動かせないの?
不思議ですね~。
動かしたくても動かないという状況は、本当になった人にしかわかりません。
だから、理解してもらえずに苦しんでいる人がとても多いんです。
周りにそういう悩みの人がいたら、是非理解してあげてください。
真っすぐ足を前に出したいのに、勝手に足が外側に引っ張られてしまい、足が暴れてしまうこともあれば、
膝を曲げたいのに、曲がらずに棒のように突っ張った状態でしか動かせなかったり、
足を後ろに蹴り上げたいのに、スカッと空振りしたような感覚になってしまったり、
人によって感じ方は様々。
自分の足を蹴ってしまって青あざになってしまったり、
傷が出来てしまったりする人もいます。
そんな状況を一言でまとめるとすると、
足を思ったようにコントロールできないということ。
だから、ぬけぬけ病ってなんですか?と聞かれると、
自分の身体を思ったように動かせない症状ですよと言えます。
でも!!!
ここから少し難しいお話。
を簡単に聞こえるようにお伝えしていきます。
自分の身体を思ったように動かせない人はたくさんいるんです。
同じ高さまでバンザイしているつもりでも右ひじが曲がっていたり、
同じように腿上げをしていても、右足だけ高くあがってしまったり。
じゃあそういう人たちもみんなぬけぬけ病なのかというと、
そうではないんです!!
え~~~~~?????
って皆さん大混乱ですよね?
自分の身体を思ったように動かせないのがぬけぬけ病で、
自分の身体を思ったように動かせない人がたくさんいる。
じゃあ、それらすべての人がぬけぬけ病かというと、
そうではないんです。
どういうことかというと、
ヒトが動くために必要な過程を知ることで、
ぬけぬけ病がもっと分かるようになります。
あっ・・・やってしまった・・・。
ヒトが動くために必要な過程ってなんやねんって話ですね。
すみません。簡単に言い換えていきます。
今スマホでこの記事を読んでいる人がほとんどかと思います。
そして、
左手でスマホを持ち、右手の人差し指で画面をスクロールしている人が多いかな?
その状況で考えていきます。
まずは、スマホを持つ手で考えます。
そのスマホを持つ手に、
入っている力は全て本当に必要ですか?
スマホが落ちないように、気をつけながら、もっと指の力を抜くことができるはずです。
おそらくほとんどの人がたくさんの力を抜けるはずです。
スマホを落として、画面割れました!という苦情には責任を負いませんのでご了承ください。笑
スクロールしている手でも考えてみましょう。
スクロールしている時の小指や薬指が立っていませんか?笑
街中で観察してみると、
9割の人が余計な力が入っているようです。
この余計に力が入っている状況に、
これを読んでいるあなたは、指摘されるまでは気が付かなかったと思います。
それだけ、ヒトが感じている動きや感覚は分かっているようで、わかっていないんです。
おそらくほとんどの人が、
思ったように身体をコントロールできていると思っていますが、
それは実は、そう思い込んでいるだけです。
ヒトは誰でも身体をコントロールできなていないんです。
力が入りすぎているだけでは、ぬけぬけ病とは言えない。
この力が余計に入ってしまっている状況に、
もう一つだけ条件が加わるんです。
その条件は、
繰り返しの運動。
だから、
ぬけぬけ病とは、
余計に力が入っていることに気が付かないまま、
繰り返しの運動をすることで引き起こされる症状です。
ぬけぬけ病ってなんでなるの?
これはとても気になるところだと思います。
ぬけぬけ病は、
余計に力が入っていることに気が付かないまま、
繰り返しの運動をすることで引き起こされる症状
でした。
ということは、
余計に力が入っていることに気がついている人は、
ぬけぬけ病になりにくい!!
そして、
繰り返しの運動をしなければ、
ぬけぬけ病になりにくい!
ということ。
ここまではいいですね?
ここに、100人以上のぬけぬけ病の身体を診てきたり、
数百名の方にアンケートを取ってきた中で、
特に多かった共通点を加えてみます。
怪我からの復帰後にぬけぬけ病の症状が発症した。
ということ。
これからわかること。
それは、
怪我をした時に、怪我の部位をかばう為の余計な力が、
怪我が治ったとしても余計な力が入りすぎている可能性がある。
多くのランナーは、痛みが無くなれば怪我は治ったと勘違いしています。
そうではなく、
痛みが無くなることはもちろん、
身体の使い方も怪我する前の状態に戻って初めて、
治った
という状態になるんです。
この、
身体の使い方を怪我する前の状態に戻すことを忘れてしまった人たちが、
余計な力が入っていることに気が付かずに、
繰り返しの運動を行う事で、
ぬけぬけ病発症。
というわけです。
だから、
今、怪我をしている人は気を付けてください。
ぬけぬけ病は怪我が治ってやっと走れる!!
と思っていたら突然やってきます。
では、
ぬけぬけ病にならないようにする為にはどうしたらいいと思います?
ぬけぬけ病はこうして防いでいこう!
ぬけぬけ病になる理由はなんとなくわかってきたかと思います。
怪我をする
↓
余計な力を入れて、怪我をかばう
↓
痛みが無くなる
↓
余計な力はまだ入ったまま
↓
繰り返しの運動をする
↓
ぬけぬけ病発症
でしたね?
じゃあ、
一番やらなければいけないことも見えてきたはずです。
怪我をしない身体づくり。
当たり前の事ですが、とても大事なこと。
そして、
怪我をしてしまったら、
痛みが無くなっても元の身体に戻っているかどうかは別の話なので、
重心の位置や、筋力低下、動き方が怪我する前とどう変わったのかを、
知ること。
その違いに気が付くこと。
もしくは、
トレーナーや、整骨院など身体のプロ(きちんと身体のことを知っている本当のプロ)に、
自分の身体の使い方を知ってもらっているといいですね。
そしたら、怪我の前後で身体の使い方が違った場合は、早めに修正できると思います。
それから、
力を抜くトレーニングを日頃から行う事。
これをしている人と、していない人では、全然身体の回復過程が違います。
では、力を抜くトレーニングとは?
少し長くなったので、今日はこの辺にしておきます。
中学生の皆さん!!
理解できる内容だったかな?