おいっ!一体どうなったら完治するんだよ!
完治かぁ・・
難しい質問ですね。
難しい質問ですね。
この疑問に答えるのはとても難しいです。
痛みがないので、完全に治ったと言える状態がどんな状態なのか判断が難しい。
このブログでは、これまで私が実際に体をみてきた、
100名以上のぬけぬけ病のランナーの改善過程から、
今の段階(2019年7月23日時点)でわかっていることをお伝えしていきます。
今いろんな治療をして悩んでいる方々が、
どこを目指していけばいいのかを明確になればと思います。
違和感が無くなったら完治?
足に力が入らない感覚や、棒のように感じるといった違和感。
これらが無くなったら完治したと言っていいのかというと、
とても難しい。
完治するという定義をどこに持っていくか。
違和感がなくなるという定義にするのであれば、
早い段階で違和感がなくなる人が多いです。
2ヶ月くらいきちんと筋トレができれば、
力が入る感覚や、棒のように感じる感覚はほぼ改善するようです。
・・・が、もちろん程度によります。
筋力低下やイメージのずれが大きくある場合は、それだけ時間はかかります。
でも、それが完治かと言われると、そうではなさそうです・・・。
自己ベストが出たら完治?
じゃあ、自己ベストが出たら完治かというと、
違和感がありながらも、自己ベストを出す選手は多いです。
これって不思議ですよね?
ぬけぬけ病を発症する前の記録を、更新してしまうんです。
えっ?症状がありながらも?
そうなんです。不思議でしょ?
ここが、他の怪我と違うところではないかなと思います。
痛みがある状態で自己ベストを出すのってとても大変ですよね?
でも、
ぬけぬけ病の場合は、自己ベストが出ちゃうんです。
ということから、
ぬけぬけ病で生じている何らかの違和感は、
私が常々言っている、
筋肉や関節など身体の問題だけではなく、
脳内で感じている感覚の問題の方が大きい
脳内で感じている感覚の問題の方が大きい
ということが言えると思います。
身体には問題ないから、身体は動いてくれるんです。
問題なのは、脳内の感覚。
自己ベストを出しても、
違和感があるのは、
身体の機能が高まってきているけど、
感覚が戻っていないから。
じゃあ自己ベストを出したら完治なのかというと・・・それも違う気がする。
脳内では、感覚の違和感を感じていますからね。
再発しなかったら完治?
一旦症状が治ったら、完治かというと、
再発する人もいるので難しいところ。
再発が1年経って出る人もいれば、数ヶ月で出る人もいる。
でも、明らかに言えることは、
治ったと自己判断で決めてしまっているということ。
走れるようになってきたから、
トレーニングを減らそうとか、
負荷をあげようとか。
身体の限界値を考えずにどんどんトレーニングをしてしまう。
もしくは、
きちんと練習後にケアをしていなかったり。
何かしら、原因はあります。
定期的に体の専門家に診てもらえる環境が必要だと思います。
自分の身体は、なかなか自分ではわからないので。
おい!それだったら結局は完治しないってことかよ?
そういうわけでもないんです。
難しいですよね・・・。
まとめますね。
ぬけぬけ病が改善していく過程
ほとんどの人がこういう流れです。
基礎筋トレを行う。
↓
筋力がつく
↓
足に力が入る感覚が出てくる
↓
自己ベストを更新する
↓
左右差の違和感が小さくなってくる
↓
個別の筋トレをする
↓
症状改善
↓
定期メンテナンス
↓
再発せずさらに自己ベスト更新
この基本的な流れに、
感覚の問題が大きい人は、施術によって感覚と運動のギャップを埋めていく必要があります。
「完治」や「治る」という言葉ではなく、改善していくという表現を使っているのも、
到達地点が曖昧だからです。
違和感なく走りたいのか、自己ベストを出したいのかで到達地点が変わってきます。
実は、違和感を無くすよりも自己ベストを出す方が簡単なんです。
感覚を変えるってそれくらいとても難しいんですね。
気持ちよく走りつつ、自己ベストを出せるように日々最善の方法を探しています。
また、発見したらブログに書いていきますね。
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